今回の旅の目的は地域おこし協力隊の求人に興味を持ったことがきっかけ。
「地方に関わる仕事がしたい」と考えているときにふと見つけた求人主にコンタクトをとり、魅力あふれる白神山地を案内してもらうことでした。
結果は生憎の悪天候のため思った工程をこなせず帰宅することになり不完全燃焼でしたが行ってよかったなと思える旅でした。ちなみに悪天候の結果は災害発生レベルの暴風雨で秋田市は非難を強いられていました。
藤里町は丘の上にあり、近隣で少し冠水があった程度でした。
最近もいらるところで災害級の雨が襲っておりますが、被災されたみなさまが安全生活をしていることを願います。
白神山地秋田側へのアクセス
空の旅が一番便利!大館能代空港へ直通便が毎日運航。藤里町に行くには必ずレンタカーが必要になります。
今回は、あえて夜行バスを利用して青森県弘前市からドライブしながら藤里町へ。
- 新宿バスタ→弘前駅(夜行バス4700円/4列シートゆったり)
- 弘前駅前→大館能代空港(レンタカー33600円/ニッポンレンタカー、乗り捨て)
- 大館能代空港→羽田空港(ANA/1日3便/マイル搭乗)
として旅行を慣行しました。
世界遺産登録エリア“白神山地”
多くの登山者・観光客は青森県側の白神山地にいくことが多いのではないでしょうか?
青森県側では白神山地を堪能できる登山道がいくつか整備されていて、関東からのアクセスも便利ですし。
なにせ、藤里町への交通の便は控えめに言ってもいいとは言えない・・・。
今回は、先に記述しているように青森県までバス、そのあとレンタカーで。
でも、あえて藤里町を選ぶ理由がそこにはありました。
世界遺産として登録されている白神山地、立ち入り禁止の核心エリアとその周りに緩衝エリアがある。緩衝エリアは一般の人も入ることができるがガイドをつけていくことをおすすめされました。
藤里町には緩衝エリアの手間まで行け、おくにある核心エリアを一望できる小岳という山がありここから白神山地の世界遺産登録エリアを一望できるとのこと。
岳岱でゆったりハイキング
私が行った時には悪天候の予測だったため小岳は断念。
代わりにブナ林が広がる岳岱自然観察教育林へゆったりハイキング。
舗装されているし、木道だし散策にはベスト!
屋久島と同じく「もののけ姫」の背景画の参考にされた場所とのことで今にもコダマが出てきそうな景色が広がっています。
ここには400年生きたブナの木があったとのこと、昨年3月に倒木しいまは安らかに土に帰ろうとしている。
岳岱に向かう前に世界遺産センターで見た映像の400年ブナは大きく、直径4.85mもあるとのこと。
そしてこれが倒木してしまった400年ブナ
根っこはまだしっかりしていたにも関わらず、耐えきれなくて折れてしまったとのこと。
まだまだ生きる!という強い意志を感じ、その姿を見れて自然のパワーを目の当たりにしました
このブナ林では長く生きた木が倒れるとその一体には光が差し次の世代が力強く生きることができるそう。
この岳岱エリアはこの冬から3年通行止めとなるそうなのでこの秋までに行くことをお勧めします。
今年を逃すと3年後になってしまいます。
ちなみに400年ブナが完全に土に帰るのは30年後とのこと。定期的に観察しに行きたいなっておもいます。
「農家民宿」でアットホームな民泊体験
そして宿泊、藤里町自体には宿泊施設が多くなく、インターネットで調べてもあまりヒットしませんでした。ホテルが3つくらいあるようなのですが、今回は「農家民宿」という民泊スタイルをセレクト。2か所の民泊にお世話になりました。(1泊2食付き8000円※金額は当時のモノです。)
〇農家民宿 陶
食堂で働いていた、研究熱心なけいこさんが一人で営む農家民宿です。食事に使われている器にこだわりがあり「陶」というお名前になったそう。2泊お世話になりましたが、とにかく食事の量が多いので」宿泊時には覚悟が必要。小食の方は事前にお伝えしてく方が◎
〇農家民宿 さんこの宿
元気いっぱいのあつこさんと、寡黙でスポーツが大好きなお父さんのお二人の宿。お父さんと一緒に相撲や野球をみながら、あつこさんとの会話が楽しかったです。(食事の量は適量かな?)
とにかくホスピタリティにあふれるお母さんたちの食事と気さくに話してくれる感じがたまらない!農家民宿の件数も多いわけではないですがどこも個性に富んだお宿ですのでせっかくなら農家民宿に泊まっていただきたいです。
まとめ
初めての白神山地は不完全燃焼に終わってしまいましたが1度行ってしまえば次に行くハードルがぐっと下がるなと感じました。決してアクセスがいいわけではないですが、それでも行く価値がある藤里町。
次回は天候にも恵まれ、白神山地の核心エリアを一望できる小岳にのぼれるといいなと思います。
自分の目で見て感じることを大切にしながら旅を続けていきたいですね。