私は夏になると大学生と話をする機会が生まれる。
大学1年生の時に出会った彼は今年、大学3年生となり就職活動の準備を始めていた。
「とりあえず営業職の会社でインターンしようと思って・・・」
気合の入らない不安交じりのその発言に軽くアドバイスと思い話したことは
キャリアコンサルタントとして支援したいという思いと同時に私自身の就職活動時の
準備不足が思い出された瞬間だった。
仕事の種類を知る
仕事の時間は長いし、社会に出ると一気に交友関係も広がります。
学生起業をしない限りまずは「サラリーマン」として働くことになると思います。
「とりあえず営業職」
「バイト先でそのまま就職」
「電車好きだし車掌さん」
など、すでに知ってる仕事、20年生きてきて目に見えてる仕事に就こうと思っていませんか?
その仕事の先には目に見えない仕事がたくさんあります。
例えば、交通網を陰で支える整備士や商品を製造、管理し売る仕事(MDやマーケティング)
生活をしているうえで見えている世界のその裏にはそれを支える仕事が何重にも重なって広がっていることをあなたがもし知らないのであれば、それを知る時間を作りましょう。
厚生労働省が定めている仕事分類を眺めるだけで十分です。
厚生労働省編職業分類
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/info/mhlw_job_dictionary.html
そして営業職一つとっても「新規開拓営業」なのか「ルート営業」なのか、
「法人営業」なのか「個人宅営業」なのか「ハード」を扱うのか「ソフト」を扱うのか・・・。
営業の中身もとても重要ですね。
自己啓発より自己理解
就職活動になると自己啓発系の本を読み、自分を奮い立たせてやりたいことを見つけがち。
自己啓発の本がダメなのではなく、自分のことを知る前に読むとちょっとしたミスマッチが起こる可能性があります。
自己理解を深めるためには自分自身としっかり向き合うことがとても重要。
ポイントはこの4つ
- 学生時代に取り組んだこと
- 成功体験、失敗体験
- 得意なこと、不得意こと
- どんな自分が好きか、嫌いか
ここでは外に向かっての感情に左右される好き、嫌いは考えず自分の内側と向き合いましょう。
まとめ
今はいろいろな形でお金を稼ぐことができるので「就職」が必ずしも正解とは限らない。それでも、ある程度守られた形で社会に足を踏み入れるためには「就職」は強い味方であることも事実。自分を守りつつ、成長し大人の階段を上るためにも、「社会」についてアンテナを張り「仕事」の種類を知ることは長い人生の中で大半を占める「仕事をする時間」を充実したものにしてくれるでしょう。
おすすめの書籍
人生の指南書としておすすめしたい2つの書籍をご紹介します。
The Third DoorとDark Horceです。どちらもレールの敷かれた人生を歩むのではなく、自分の人生を自分らしく切り開いていくための考え方や行動手法を知らしてくれる本です。
手に取って読んでみてはいかがでしょうか。